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『ALC外壁材の特徴』そのメリット・デメリットとは?

外壁・屋根材塗装の豆知識 2023.08.03 (Thu) 更新

大阪市・東住吉区・平野区の皆さまこんにちは😊

大阪市・東住吉区・平野区に地域密着の外壁塗装・屋根・雨漏り専門店 つねペイントです。

東住吉ショールーム ブログ更新担当です。

いつも現場ブログご覧いただきありがとうございます。

 

 

「新しいお家の外壁材を何にしようか迷っている」「今の外壁材はALCパネルだけど、どんな外壁材か良くわか

らない」などこういったお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

住宅に使用される外壁材には、サイディングボードやモルタル外壁材など様々な種類があります。

そこで今回は、ALC外壁材の特徴やメリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。

 

 

 

ALCパネルとは?

ALCは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略称で、高温高圧蒸気養生された「軽量気泡コンクリート」

のことを指します。ALCは、珪石・セメント・石灰・発泡剤などを原料としています。

このALCを板状に成型したものが「ALCパネル」で、建築物の外壁などに使用されています。

 

ALCの種類と形状

ALCパネルには種類があり、外壁に用いられるALCパネルは、「薄型」「厚型」の2種類に分かれます。

 

【ALCパネルの規格】

・薄型パネル

厚さ35㎜以上・75㎜未満のパネルで、一般的に戸建て住宅(鉄骨・木造)に使用されます。

・厚型パネル

暑さ75㎜以上のパネルで、主に鉄骨造、鉄骨コンクリート造(ビルや倉庫、工場)などの耐火建築物に使用

されることが多いです。

 

【ALCパネルの形状】

・一般パネル

一般パネルとは、外壁の平面部分に使用される平らなパネルになります。

・コーナーパネル

コーナーパネルとは、建物の四隅に使う L字型のパネルになります。

 

形状が少し異なりますが、頑丈さや素材、模様に違いはありません。

 

ALC外壁材のメリットとは?

ALC外壁材の主なメリットをご紹介します。

 

耐久性が高い

ALC外壁材は、非常に耐久性が高いことがメリットの一つでもあります。

ALC外壁材には、木繊維・パルプ材といった有機物が含まれていません。そのため経年によるひび割れや反りなど

も起きにくく、耐久性が高い外壁材です。ALC外壁材は、定期的なメンテナンスを怠らなければ50年以上は工事が

不要と言われています。

 

断熱性が高い

断熱性が高いのもALC外壁材のメリットになります。

ALC外壁材は、内部に気泡を多く含んでおり、この気泡が層を作り外部からの熱の伝わりを抑えます。

そのため、季節を問わず室内を快適に保つことができ、夏は涼しく冬は暖かい住宅環境を維持しやすくなります。

ALC外壁材の熱伝導率は、コンクリートの約1/10と言われており非常に優れた断熱性を持っていると言えるでしょう。

 

耐火性・防火性に優れている

ALC外壁材は、耐火性・防火性に優れていることから、火事の危険性が低くなります。

ALC外壁材の主原料は、珪石・セメント・石灰の無機質ですので、炎や熱の影響を受けにくく、火災が起きた

場合にも有害物質が発生することはありません。

 

軽量で遮音性が高い

ALC外壁材は、他の外壁材に比べ非常に軽量です。通常のコンクリートの約1/4くらいの重さしかありません。

また、ALC外壁材内部に多数の気泡が含まれているので音を吸収してくれます。

そのため、外の騒音や生活音の防音にも効果が期待できます。

 

 

 

ALC外壁材のデメリットとは?

ALC外壁材は優れた外壁材で多くのメリットがありますが、その反面デメリットもあります。

デメリットについても把握しておきましょう。

 

防水性が低い

ALC外壁材自体には、防水性がなく水を吸収しやすい性質です。

ALC外壁材内部の気泡に水が浸入してしまうと、ひび割れや膨脹のリスクが高まります。

そのためALCパネルを外壁に用いるときには、外壁表面を塗装で保護し十分な防水性を高める必要があります。

 

つなぎ目が多い

ALC外壁材は、モルタル外壁などの塗り壁とは異なり、建物に貼り付けていくタイプの外壁材のため、パネル同士

つなぎ目が多くなってしまいます。ALC外壁材のように建物に貼り付けるサイディングボードもありますが、

ALC外壁材の方がサイズが小さいため、その分つなぎ目が多くなり雨漏りのリスクが高くなります。

そのためシーリング材でしっかりつなぎ目を埋め雨水の侵入を防ぐことが大切です。

 

コストが高い

ALC外壁材は、他の外壁材と比較すると価格が高くなってしまうのがデメリットと言えるでしょう。

ALC外壁材は、安定した品質レベルと機能性が高い分、外壁材の初期費用としてはやや高くなる傾向があります。

ただし窯業サイディングより耐久性が長いため、適切な塗料を使用すれば、ランニングコストは抑えることができ

ます。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はALC外壁材の特徴やメリット・デメリットについてお伝えいたしました。

ALC外壁材は、断熱性に優れ、高い耐久性や耐火性を持つ非常に優れた外壁材です。

建て替えをせず長く住み続けたい、同じ場所に住むことを想定している方におすすめの外壁材になります。

メリット・デメリットを踏まえた上で検討してみてはいかがでしょうか。

次回は引き続き、ALC外壁材の劣化症状や注意点などをお伝えしたいと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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